
ミュンヘンに来たらノイシュヴァン
ミュンヘンの街に興味がないくせにミュンヘンに寄った理由は
ノイシュヴァンシュタイン城に行くこと。
あとは、ウイーンのついでにもう一か所寄るのに
程よい位置にあるというのもあります。
以前イタリアのパンから逃れるために
イタリアからちょっと飛び出てみた時のルートと全く同じで
芸がないけれど、これが楽だから仕方がない。
プラン立てるのもお任せお金一銭も出さないくせに
息子は「フランスも行きたい。パリに行きたい」と、
無茶なことを旅の途中で言い出したけれど、
勿論 却下でした。
夢の国のシンデレラ城のモデルになったと言われる
ノイシュヴァンシュタイン城は息子も興味を示したので
そちらで我慢していただきます。
ミュンヘンから2時間ほど移動してフュッセンという街に
行かないといけないので それならばそこに泊ってしまおうと
程よい金額の宿は出発前からチェックしていました。
けれど、行程が定まっていないのでブッキングをもたもたしているうちに
貧乏旅行では出せない金額に跳ね上がってしまったので
やむなく断念。
今回は日帰りです。
電車でもバスでも行けますが、バスだと乗り換えがないのでバスに決定。
(電車も乗り換えがないルートはあるけれど高く付きます)
駅を挟んで見事に真逆の位置にあるバスターミナルまで行き
バスに乗り込むと 座席料払って指定した筈のシートに既に先客が。
シートを指定していない人が先に乗り込むとこういうことになるようです。
二階建てのバスの上で揺られながらのどかな道を走ること2時間。


周りの景色が段々それっぽくなってきてとうとう到着です。
下からも上からもノイシュバンシュタイン城
時間は予定通り10時30分。
バスを降ろされたポイントから城までは30分の登りが続きます。

ミュンヘン駅のベーカリースタンドで買っておいた
チーズのプレッツェルをかじりつつ、のんびり行こうと思っていたけれど、
途中でショートカットできる舗装されていない山道を発見。
そっちのコースの方が面白そうなので横道に入っていきます。

流石にお年寄りや子供はいませんね。
しばらく登るとようやく お城が見える舗装された道にでました。


あまり近づいてしまうとシンデレラ城のベース感は感じません。
城の内部に入ることも出来るのですが 以前入った時の記憶では
”お金を出すほどのものではない”(あくまでも私感です)
と思ってしまったので 息子には悪いけれど外から楽しむだけにします。


城からまた別の道を歩いていると何やら並んでいる人の列を発見。
よくわからずに後ろに並んでいたら、吊り橋の入場規制でした。
あまり調べないで行っているので行き当たりばったり感が凄いですね。


橋の上は絶好のビューポイントだったようで みんな写真を撮って
引き返してきます。
入場規制をしていても人がごった返しているので
ゆっくりと景観を楽しむといった感じではないかな。
けれど、橋は行き止まりというわけではないので
よくわからないけど先に進みます。
道と行っても舗装していないハイキングコースの様だったのですが・・・・

段々と山道になってきました。
最初のショートカットコースよりもさらに歩きづらい道。
まさかこんな道を歩くとは思わなかったから
その日はロングスカートを穿いてきていてちょっと後悔です。
何のためにどこまで登っていくのか謎なまま昇っていくと
木々の間からお城が見えました。


お城が結構下にある。
ここまで登ってこないと見れない景色です。
だけど、この道ほとんど登ってくる人がいない!
お城が見えるポイントで休憩していてもやっと一組見かけたくらいです。
こんな穴場ポイントはあまりないのになあ
と、思いながら引き返した下り道が登った時よりきつかった。
足場が安定していないのにスカートは長いし、肩掛けカバンがプラプラしてるしで
唯一スニーカーだったことだけが救いでした。
人生初のビールと本場のウインナー!?
快晴の中の軽い山登りなどで適度な汗をかいていて
なおかつ極力水分を控えていたおかげで
身体は美味しいビールをお迎えする準備万端です。
かつて全くビールを飲まなかった友人は
ここで飲んだビールのおいしさで目覚めてビールにはまっていました。
ドイツはビールの本場だけどシチュエーション的なものもあったのかな。
息子はこの時18歳。
日本にいたら飲酒は出来ない年齢だけどドイツだったら大丈夫なようです。
もともとお酒に興味がない息子ですが、法的にもクリアしているし
折角だから本場のビールとやらを飲んでみようと
飲む気満々。
それに加えて本場のソーセージも食べてみたいと主張する息子。
それならばと母は適当なレストランをググって、麓にある
店に目星を付けていたのですが、
降りる途中でちょっとしたお店を発見。
セルフで外にあるテーブルで食べる形式なので
でかでかと表示されてあるメニューの金額もリーズナブル。
喉も乾いているのでここにしちゃいたいところ。
息子に言うとちょっと渋っていましたがもう決定事項です。

麓のレストランだと一人当たり€20~30はしてしまうところですが
これで€20しないところがお財布にやさしいくて嬉しい所です。
緑に囲まれてお城も眺められてロケーションもばっちり。
お酒を飲むのが初めての息子なので なんだかんだ言っても
ビール一杯を飲み干す自信はないようで
「かあちゃんのをちょっとちょうだい」と一口。
感想を聞くと「あまりおいしくない」との事。
まだまだお子様ですね。
母的には待ち焦がれていたビールなのでほぼ一気飲み。
大変美味しくいただきました。
ソーセージは本場と言ってもよくわからないけれど
とにかくお腹は満たされました。
因みに、息子は”本場のジャーマンポテト”も食べてみたい
と主張していたのですが どうやらドイツには存在しないようです。
日本のビアホールで出るような ジャーマンポテトって
日本のオリジナルなんですね。
帰りの事故渋滞
バスの予約をする時に到着場所が城にこんなにも近いとは思っていなかったので
10:30到着 17:30出発で予約をしてしまいました。
なので、時間はたっぷりどころか余り過ぎ。

暇つぶしがてら近くのホーエンシュヴァンガウ城に行って
まったり出発の時間を待ちます。


人通りのない木陰の階段でちょっと昼寝をする母と
スマホでひたすらゲームする息子。
のどかな昼下がりです。
やっと時間になったのでミュンヘンまで2時間5分の移動。
の予定でした。
なのに一時間経った頃突然止まってしまいます。
片側二車線の道なのに完全に停止状態。

車移動だから仕方ないですね。
それにしても待っている間やたらと車から降りて道に出てくるドライバー。
50分後にようやくレッカー車がやってきて
すぐにちょろちょろ動き始めました。
道に出てくる結局ミュンヘンに到着したのは8時を大分回った頃でした。
息子のお気に入り
ドイツのパンと言えばプレッツェルを思い浮かべますが
息子が気に入ったのはワッフルでした。

結構ボリュームもあって€2.2なので割とお得感があります。
駅のベーカリースタンドで買えるので息子は滞在中に3個は食べてました。
ミュンヘンの宿は周りが多国籍レストランやスーパーマーケットが多いせいか
外食する気力があまり起きない。
かといって、駅地下のスーパーはなんか高いんだよなー。
最初の日はたまたま見つけたエスニック系のお店に
ご飯の上にお肉がドーンと乗っていて€5のリーズナブル飯があったので
恐る恐る買ってみました。
何故おそるおそるかというと、ナポリで同じようなエスニックを食べて
二人で腹痛を起こし、ナポリのケバブロールを食べては腹痛を起こしていたので
エスニック系はちょっと慎重にならざるを得ません。
ご飯は二人で食べても余る位たっぷりあってお肉も十分でした。
そして、翌日になってもお腹が痛くならない。
どうやらエスニックがダメなのではなくて、
ナポリのエスニックが鬼門だったみたい。
昼間は普通のビールを飲んだのですが、折角なので
ここでしか飲めないものも飲んでみます

向かって左がレモン入りビール。
アルコール度数が低いし甘くて息子も飲みやすかったよう。
右は”ゲーテも愛した黒ビール”
普通に美味いㄟ(≧◇≦)ㄏ
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