一晩明けて・・・
初日の晩は結局 風邪っぴきの息子は夕飯も食べずひたすら寝ていました。
ところでこの宿 メインストリートを突き抜けた端の方にあるので
一見静かな環境に思われます。
ところが宿の向かいにあるよくわからないお店が
夜になるとガンガンに音楽を響き渡らせて
めちゃくちゃうるさかった。
ネオン系電飾をピカピカさせてるけど
本当に何の店だかよくわかりません。
息子も風邪ひいて辛いのに
とにかくうるさかったとのこと。
昼までぐっすり眠っていた息子は大分回復したようでした。
アグリジェントのメインは神殿
街中は特にぱっとしないアグリジェントですが
ここの見ものはやっぱりちょっと離れたところにある神殿の遺跡です。
4週間の旅を通して いかにも神殿らしいところといったらここしかない。
まだ全回復とは言えない息子に尋ねると
行ける
と言うので行くことにします。
アグリジェントのバス
目的地の遺跡エリアまでは約3.2㎞。
歩けない距離ではありません。
ただ、病み上がりの息子がいる手前無理はさせられないので
やむを得ずバスで向かいます。
駅からちょっと歩くとバスターミナルがあるけどとても分かりずらい。
エリア内にあるTABACCHI(タバッキ)というミニコンビニみたいなお店で
バスのチケットを買います。
片道€1.2なので私的には許容範囲。
バス内でもチケットは買えるけど 高く付くし
バスの中でもたもたしたくないので帰りのチケットも買っておきます。
で、ガイドブックに載っている路線番号のバスに乗ろうとすると
運転手さんが行き先を聞いてくれました。
おかげでルートが間違っていないのは確定なので一安心。
あとは、降りるところを間違えない事。
終点とか わかりやすい場所じゃない限り知らない土地のバスは
ちゃんと目的地で降りられるかドキドキします。
呑気に何も考えていない息子の横でそわそわする母。
Googlemapから目が離せません。
同じ目的地の観光客が多ければ流れで一緒に降りるという手もあるんだけど、
今回は普通の路線バス使っているお客さんの方が多そう。
けれど、もうそろそろ降りるバス停かなという時
運転手さんが大きな声で教えてくれながらバスを止めてくれました。
え? ここ?
みたいな場所。
こりゃ 教えてくれなかったらわからなさそう。
とにかく無事に到着です。
神殿と不調と空腹
神殿のエリアは割と広いです。
無駄にあっちこっちうろうろ見て回る母と違って
体調万全ではない息子は隙あらばベンチに座ります。
回った中でもやっぱりここはコンコルディア神殿が圧巻。
ギリシャに行かなくてもこのレベルの神殿が見れるのはすごい。
そこそこ移動距離もある中 息子の体調も心配だけど
実はまだお昼ご飯を食べていないという問題がありました。
ほんとは息子が昼まで寝ている間にググってレストランを調べていた母。
で、ピザの評価がめちゃくちゃよくて安い所を発見したので
そこ一択でいたのだけれど・・・・
神殿に行く途中に行ってみたらなんと
ピザは今やってません
との事。
パスタとかは特に評価されていなかったし、多分高くつくから
じゃあいいです
ってことで店を後にした。
考えてみたらその後バールでスナック系の軽食でも買っていけばよかったのだけど
何とかなるかな と思ってここまで来てしまった感じ。
当然お昼の時間はとっくに過ぎているので 息子からは
お腹がすいたという声が頻繁に出るようになります。
仕方がないので 本当ならあまり使用しない
施設内の軽食コーナーを使います。
パニーニを何種類か並んでるショーケースから選んで温めてもらいました。
1個€8~9。高い。けど仕方がない。
因みに息子が選んだパニーニはポセイドンという名前がついていて中がツナ。
もともとツナが好きじゃない息子。
ツナが入っているのもわかっていて、ハム系が数多あるパニーニの中から
何故それを選んだかなー と思っていたら案の定
まずい を連呼。
言わんこっちゃない。
猫ちゃんも食べ物につられて
やってきました。
そしてこのポセイドンは今回のイタリア旅の
2大まずかったもののうちの一つとなりました。
かわいそうなのでお口直しにジェラートを買ってあげて
木陰の中 猫ちゃんと一緒にのんびりとしたランチタイムです。
適当な母に振り回される息子
遺跡のエリアは広いのだけれど
入り口からほぼ全部見終えた端に出口もあります。
今更同じ道を引き返すのもなんだし、道路も通っているよう。
なので ここから出ても問題はないのではと思って出てみることに。
出てみてすぐに失敗に気付きました。
バス停ないじゃん。
対向車線側にはそれらしい看板があるけど
街中に行く側はどこから乗ればいいの?
早速息子からはどやされ 必死でmap見たりうろうろしたり。
そもそもどのペースでバスが運行しているかもわからないから
いつバスが来るかも不明。
そんな時は取り敢えず
進行方向に歩いていればそのうち来るのでは
というスタンスで歩き始めます。
バス停も見つかるかもしれないしね。
息子は勿論文句たらたら。
街は丘の上なので道は上り道。
予想とは裏腹にバス停は見えてきません。
で、ようやくここかなというバス停にたどり着いたのだけど
街まであと3分の1くらいの所。
バス会社のサイトを何とか探り当ててルートや時刻表を見てみたら
・・・・わかりづらい。
ここでいつ来るかわからないバスを待つ位なら
いっそ歩いて行った方が早いのでは?
息子には悪いけど何とか説き伏せて歩き出します。
そういえばこんな時に限って帰りのバスチケット購入済みだった。
バス代安いからまあいっか。
ケチな割にはこんな時はガバガバな母です。
アグリジェント最後の試練
今回の宿もキッチンはついてました。
スーパーも幸いオープンしてました。
けど、ちょっと離れているし調理するイメージが全く浮かんでこないキッチンなので
冷食のピザやコロッケのレンチンにします(サラダとフルーツは必須)。
あと、ここは唯一全自動洗濯機がついていた宿なので
ここぞとばかりに回します。
食後に洗濯機を回しに行って戻ってみると
シャワーを浴びている息子からか弱い泣き叫び声が
かあちゃん・・・水が出ない・・・
そんなバカな。
出てなくはないけどかろうじてちょろちょろ。
シャワー以外の水道もちょろちょろで何をしても水量は変わりません。
幸い ちゃんと暖かいけど、この水量じゃあ体は温まらない。
別に冬じゃないから耐えられるけど
風邪が治りかけの息子にはかなり辛い状況のようです。
昨日はきちんと出ていたのに・・・。
洗濯機を見に行くと同様に水がまともに通っていないため
何度やってもエラーになってしまいます。
すっかり体が冷えた息子は案の定風邪をぶり返しました。
因みに 何故か夜中の12時過ぎに水量が復活したので
ここぞとばかりに洗濯を再開し
眠りたいのに洗濯物を干すまでは眠れない
という苦行のような状態に。
この宿のレビューを見た時に誰も水量問題には触れていなかったのになー
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